有名同名小説の映画化。
結構暗い話だけど、私は暗い話好きなのでかなり気に入った部類に入る。切ないラブストーリーとか感動ものを期待している人にはおすすめできない。
主人公が子供の頃してしまったとんでもない過ちが、ある2人の人生に大きな影響を与えてしまい、その償いをしようとするんだけど…といった感じか。結果として償いができたのかできなかったのかというのは、議論の余地があると思う。
ストーリーも好みだったんだけど、この映画はどのシーンも凄く美しい。カメラワークが良いし、私の大好きな長回しも使われてる。音楽も良かった。どのシーンにも感嘆できる。
そして"The Last King of Scotland"のJames McAvoyがかなり良かった。いい俳優だ。
小説読んでないけど、誰もがこの小説をべた褒めなので、是非読んでみたい。ってか小説の方が映画よりいいっていうのは、小説原作の映画にはよく言われることだけど。確かに原作に勝った映画なんてあるのかどうか。
邦題「銃・病原菌・鉄」
すんごい面白かった。
どうして優れた古代文明があった地域からではなく、欧州発の文明がこんなにも発達し、他地域にも影響を及ぼしたのか? どうしてヨーロッパ人は他国を植民地にできて、その他国がヨーロッパを植民地にするに至らなかったのか? というかどうして銃などの発明が、例えば先住民のいたアメリカ大陸で起きなかったのか? といった事をもの凄く良く調べて述べている本。でも全然難しくなく、わかりやすく書かれている。
これらの疑問とその答えに沿って人類の歴史を大雑把に読むことができ、とてもためになる本。歴史とか人類学に興味がない人にも面白い内容だと思う。
巻末で著者自身がちょっとしたオマケを書いていて(これはペーパーバック版のみかと)、そこに日本についてちょっと述べられていて面白かった。
ちなみに彼は「じゃあどうして滅びちゃった素晴らしい文明達は滅びちゃったのか?」という疑問に焦点を当てた本も書いている。